
一昨日、鎌倉に帰ってきた時、鎌倉駅舎のツバメの巣をみたら、巣からツバメの尻尾が飛び出していて、下から見上げると巣から嘴だけ突き出していたのが、あっという間に大きくなってずいぶん窮屈になったのだなと思っていた。
昨日の朝は一羽もいなくて、もう巣立ってしまったのかと思ったらそうではなかった。
というのも、昨日帰ってきたらヒナと思しき小鳥が駅舎の中を火災探知機の間を、のびのびと行ったり来たりしていた。
巣立ち前のトレーニング、明るい夜の駅舎の中なら安全だ。
ピーチクパーチク鳴きながら遊んでいるのをみると、本当に愛らしい。
人の邪魔にならないよう壁際に移動して、その様子をしばし眺めた。

夏が過ぎればツバメ一家も南の国に帰ってゆく。
野生のツバメの寿命は、2、3年といわれているそうだ。
鳥にしては短いと思ったが、天敵は多いし、何より渡りの長旅があるからだそうだ。
あの小さな体で想像を絶するような旅をするのだから無理も無い。
この一家がもう何代目になるのかわからないが、この親鳥たちか、この子達のうちの誰かが命を繋ぐのだろう。

”絶滅危惧種”という言葉出てきたのは30年ほど前だそうだが、それ以降どれほどの動物種が絶滅したのだろう。
もちろん、動物というのは人間が関わらなくても衰退していくものがあるが、今の絶滅危惧種は、人間が人間のために絶滅させてしまうのが、ほとんどだろう。
スズメが減ったというのはよくいわれるし、ツバメも生息数が減少しているらしい。
ツバメは飛ぶ虫を餌とするため、人間にとっては益鳥だ。
人間の営みに寄り添って生きている動物たちも、人間の生活スタイルの変化で生き方を変えることを余儀なくされている。

そんな中、毎年、鎌倉駅がツバメの営巣の手助けをしているのは、人間として当たり前のこととはいえ、なかなかできることではなく、褒められるべきことだ。
そういえば、閉鎖されていた巣の真下の自動改札、昨日は使えるようになっていた。
駅員さんたちもきちんと観察しているのがわかって嬉しかった。











