新幹線は、やっぱり速い。
夜、暗い中を走っているから余計にそう感じるのかもしれない。
明日、名古屋で学会があるため、前日の夜に名古屋入りした。
この記事も、その夜に名古屋のホテルで書いている。
明日の夜、学会でへとへとになった状態で記事を書くのは難しいと思い、今のうちに仕上げておこうというわけだ。
とはいえ、東京駅でビールと駅弁を楽しんでしまったので、今は少しほろ酔い気分。名古屋に着いてからホテルまで無事にたどり着けるかが、密かな心配でもある。
それにしても、新幹線は本当に速い。
東京から名古屋まで、わずか1時間半。
これで十分では? と思うと、リニア新幹線の必要性すら疑ってしまう。
そういえば、少し前にブラッド・ピット主演の『ブレット・トレイン』という映画があった。
新幹線を舞台にした作品で、かなりスタイリッシュだった。
あれを見ると、あらためて日本の新幹線ってかっこいいなと思う。
ところで、事故後すぐに埋められてしまった某国の高速鉄道車両、あれが日本の新幹線そっくりの塗装だったことを覚えている人も多いだろう。
あの国から大挙してやってくる観光客は、日本で走っているその姿を見て「自国の電車がなぜここに?」と思ったりするのだろうか。そして、それがもともと日本の技術だったと知っているのだろうか?
過去数十年、日本からの技術流出は数多く起こった。
もちろん、国際協力という側面もあるが、結果的に“持っていかれた”と感じることも多い。最近になってようやく危機感が高まりつつあるが、後の祭りとも言える。
もしリニアが完成したら、また世界中から注目されるだろう。できれば、今度こそ“バレないように”しておきたい。
なんて、半分冗談ではある。