こんな気持ちでいられたら

ロートル病理医。地味な医者ですが、縁の下の力持ちでいられることに誇りを持っています。

自分たちを信じ、最後までやり抜いた二人

寒空に戻った

ミラノコルティナオリンピックのアイアスケートペアで、「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組がショートプログラムの失敗を乗り越えて優勝した。

 

フリーでの演技は6時前後ということは聞いていたので、少し早起きし、身支度をしながら待っていた。

コーヒーを入れ始めたあたりで演技が始まった。

テレビの画面を通じてもその素晴らしさが伝わってくる、完成度の高い、美しい演技で、途中からは順位など関係なく感動しながら見入ってしまった。

後に滑った選手たちも素晴らしかったが、「りくりゅう」の演技には遠く及ばなかった。

 

圧倒的な強さがあっても、些細なミスで順位が下がる魔物が棲むというオリンピックの舞台、ほぼ完璧な演技をしての大逆転というのは、一体なにができたのだろう。

上に五人もいたら、目指してきた金メダルには届きそうもなく落ち込んでしまうだろうけど、順位など関係なく、自分たちの目指してきた最高の演技を行うことだけを目指したのだろうか。

結果は後からついてくる、そんな気持ちだったのかもしれない。

でも、開き直りではなかったのだろう、自分たちが努力してきた力を信じただけに違いない。

スポーツを見て感動することが少なくなってきたが、今日は久しぶりに感動し、妻ともども涙ぐんでしまった。

ショートプログラムが終わった時に、三浦が木原をいたわる姿が印象に残っていたが、それより、優勝が決まった後、号泣する木原を三浦が”もう、どうしようもないわね”と、少し呆れた様に笑顔で見ていたのをみて、木原の長年の苦労を知っているだけに私も嬉しかった。

 

おめでとう、「りくりゅう」。

そして、感動をありがとう。